B+COMとVX-8まとめ
B+COMとVX-8を使いはじめの頃こそ
VX-8のもつ多彩な機能の理解不足から少し悩みましたが、
今現在は、とても快適です。
それぞれの機器のモードであるとか、調整・取り付けについて
まとめてみました。
この記事は2010年1月に書きましたが、その後ビーコムをSB213に換えたり、もろもろの追記を2011年6月に行いました。
以下、青字がその追記分です。
【機種】
■B+COM:SB203(本体重量76gではなく80gのVer.)
発売後すぐの物ではなくFTM対応とバッテリーの持ち時間を改善したモデル
※マイクの風防は、付属品ではなくRycoteのウィンドジャマーのKtel用
かなり、高価であるがかなり効果あります。(オヤジギャグ)
(マラソン中継で、バイクに乗ったリポーターがつけているものです)
※現在はSB213というモデルが主流で、機能はかなりパワーUPしている。主な機能UPは・・・
・バッテリーの持ちが約2倍以上
・本体が少し軽くなっている
・マイクと本体の取りはずしての使用が可能
・音楽、インカム、電話+電話、つまり電話2台もしくは無線と電話が接続可能である。VX-8とブルートゥースでつないで状態で、電話にも出られる。但し、この場合VX-8側はMONOとなるようだ。(実機未確認)
SB213ステレオモードでOKです。ただし、私のau携帯(SONY_Wシリーズ)では、Bluetooth接続に失敗と電話に表示されます。しかし、その状態で、ビーコムのメインボタンを2クリックすると、再ダイアルナンバーにコールがはじまり、その後、電話の着信もOKになります。
私の使っているSB203は、携帯と無線は排他的使用となります。
ここまで見ると、SB213の方がよさそうですが、そうでもありません。ことVX-8との使用をメインで考えるのならば、おすすめはSB203です。理由は、下の【ペアリング】欄で・・・
■VX-8:現行のVX-8Dではない初期モデル
・ブルートゥースOP実装、オールバンド受信に改造済み
・電源は車両から取らず、バッテリー運用(Lタイプを使用)
・外部PTTは、専用変換コード(ct-vx8ptt)+KTELのロック式トグルSW
VX-8の出力をL2で、しょっちゅう喋って、だいたい6Hほどのバッテリーの持ちです。夏、冬の差はあまりありません。なので、早朝から夜までのツーリングであれば、昼休憩にL→Lに交換、夕方日が暮れてきたら、標準バッテリーに交換となります。
ちなみに、VX-8は、BTモードにすると、極端にバッテリーの持ちが悪くなります。例えリッスンオンリーでも+1H持つかどうかです。
※外部PTTSWは必修で、ブルートゥース接続中も、本体PTTを使うと、本体MICとBTヘッドセットマイクと両方パラでONになります。(つまり、走行中は風切音で使用できなくなります)
PTT_SWのプレートは、BMOJで扱っている専用品
フォグランプ用SW_BOXのため、少し斜めの装着ですが、使用上問題ありません。
電源は、車両からとるほうが、バッテリー切れの心配がなく安定する反面、バイクのような高回転エンジンの場合、どうしてもノイズがのりやすく、このノイズが起こると対策に悩まされます。時には泥沼になります。
それと、接続コードの手間から、あくまでもバッテリー運用にしています。おかげで、バッテリー代は高いもののクリアな通信ができていると思います。(でも、これは自分の送信がクリアであって、自分の受信をクリアにするためには、相手方にも推奨したいところなのです。。)
【取り付け】
■ビーコム
シューベルJ1はクールロボの取り付けアダプタを転用
B+COM本体は、クールロボアダプタにつけたプレート(白)への挟み込み+ベルクロで取り付けています。6速7000回転程度の高速走行でも、今のところ問題ありません。
純正エンデューロは無加工で、やや無理やり挟み込み
※いずれのヘルメットもSPは、内装をめくって埋め込んでいます。
J1:元々のSPのくぼみをビーコムSPの大きさに広げる加工が必要
エンデューロ:耳部分のスポンジ2枚をはがし、隙間分のスポンジを追加
■VX-8:ハンドルにサインハウスのPDA用マウント
・Cパーツ(ベース)は1インチタイプ
・Bパーツ(アーム)は1番短いタイプ
・AパーツのPDA用は小さい方で+ゴムバンドで脱落防止
サインハウスのマウントも丈夫なタイプが出ていますが、Aパーツのバリエーションがまだ少ない。
GIVIスクリーンを一番寝かした状態でアンテナとのクリアランスは2cmとれている。また左いっぱいにハンドルをきった時のタンクバックとのクリアランスは5mmほどです。
※サインハウスの初期からあるCパーツ(ベース部分)は振動で緩みやすく、かつねじ込みが浅いので、強度的な信頼はそんなに高くありません。只、それぞれがそんなに安くないので、1部分のみの不具合やパーツ換えの際、やはり同一メーカーから選んでしまいます。
これをマ○ダ地獄ならぬサ○ンハ○ス地獄と呼んでいる。。
結局、サインハウスのものでは、頼りないので、テックマウントに交換しました。不快な振動もなくなり、満足です。尚、サインハウスからも強化型が、発売されていますが、それらのAパーツには、VX-8のような縦長機器を搭載ラインナップがありません。
搭載位置は、BMW純正ナビマウント用バーを追加して、それに取り付けるように変更しました。
はさみこみですが、小タイプでは幅がぎりぎりで1タップ程度はさむだけです。それにゴムバンドで走行中まったくずれる気配はありません。但し!カウルの防風範囲内に設置しているという条件はあります。ゴムバンドも上の取り付け写真のように無線機の上下に掛かるようにしないと1方向ではずれる可能性があります。
このゴムバンドに、ビニ帯をつけて、外部PTTコードを留めると具合いいです。
【ペアリング】
■説明書通りでまったく問題ありません。
一度ペアリングすると、B+COM/VX-8どちらからON/OFしてもすぐにつながり、接続の失敗はこれまでありません。
これは、あくまでも203の場合です。213では、接続の儀式なるものが毎回必要です。
B+COM:電源OFFから赤/青点滅まで、メインボタンを長押し
VX-8:ブルートゥース設定メニューでパスキー入力
SB203は、充電ケーブルをさすと、強制電源OFFとなるので、手っ取り早く電源OFFりたい時は、充電することにしています。
B+COM側のVOLを上げすぎると、プチプチノイズが目立つ時があります。
■VX-8のモード
VOX : PTT
MODE : STEREO
SAVE : OFF
POWER: ON
ブルートゥースで接続されると、真ん中下にBTマークがつき、本体のSPから音が出なくなります。
ブルートゥース未接続時は、BTマークが現れません。BTの基板がついているかどうかは、電源ONにした数秒間BTマークが現れます。
【使用感】
ラジオ(FMトランスミッターで好きな音楽を再生)を聞きながら、無線利用という使い方において、たいへん満足できています。
本体のモードをステレオにしておかないで、MONOだとかなり音質が悪くなります。
B+COMのSPで走行中という環境で聴く限り、BLUETOOTH接続のウォークマンとFMトランスミッターを使った場合とで、そんな大差はありません。もちろん個々のイコライザーでの調整は必要です。(VX-8には音質調整はできないので、プレーヤー側でイコライズします。)
音質については、いわゆるうるさい曲においてであって、静かな部分ではS/Nの差が如実に出ます。もちろんBT接続の方が、ノイズは少なめです。
比較しているのはこの2機種
IriverのH10(だいぶ前にディスコン)
タンクバックに入れてる状態でVOL等の操作ができる点に満足
BT搭載のウォークマン
ヘッドホンで聴く限り、こちらの方が音がいいように感じる。
付属ソフトがとても使いにくい!!
VX-8は、Ach・Bch・ラジオをそれぞれ3つ独立してVOLコントロールできるので、ボリューム調整で、バランスは取れる位置を探ります。
ちなみに・・
B+COMのバッテリー節約のために、B+COMのVOL方は、少しだけしぼり気味で、
(無線)
・Ach:Vol24
・Bch:Vol24
・ラジオ:Vol25にしています。
このセットで、音楽プレーヤーの方は普段ヘッドフォンで聴くときとほぼ同じVolとなります。(この辺は機器によって特性が違うのであくまでも私の使っている機器での場合です。)
■ラジオから、無線入感時のの切り替えは非常にスムーズで、また、送信する時も、PTT_ONで音楽が切れるので、ストレスなしに、使用できます。この辺の切り替えをVOX機能やブルートゥース機能にゆだねると、きっとストレスが溜まると思います。
さらにFTM-10だと、インカムと音楽のミックスも可能でB+COMだけの使用では満足できない、瞬時の会話や、ビーコム同士の会話時に音楽が途切れるという点が解消できます。但し、FTM-10の場合、B+COMとの相性でクセがあるみたいです。
FTM-10との相性は検証不十分ですが、VX-8では、203と213で微妙に接続安定性が違います。203の方がが安定しています。
213では、比較的短距離でリンクが切れ、一度切れると、VX-8とビーコムの両方の電源を一度OFF/ONしなくては、復帰しません。203は、離れてリンク切れても(この距離も213の倍)、再度近づけば、勝手にリンクしています。
最近、サインハウス からB+COM(ビーコム) オーディオミクスチャー 「BC-X01HP」というのが出ています。B+COM同士の会話か音楽か同時にできるのは1つという問題を解消するための商品ですが、試してみたいものです。只、説明文だけをみると・・音楽とビーコム同士の会話はミックスされそうですが、携帯やナビ音声と音楽との切り替えは、どうもLRの使い分けののようで、つまり、音楽をブルートゥースでつないだ時はミックスされますが他の音源はLとRで別々、例えばナビ音声がRのみになって携帯がLとなるといったことだろうか。。
(実機未確認)
この時の予想通り、LRの使い分けです。また接続するレーダーやナビにもよるのですが、これら機器をつなぐと、そもそもの音楽のLRのバランスがくずれてしまいます。不思議なことにオールBTなら、この音楽のバランスのくずれは、さほど気にならないのですが、FMトランスミッター等では、かなり気になります。
■VX-8のステレオモードでの仕様は
AchはLから、
BchはRから
それぞれ聞こえるようになっているので、
無線のAchとBchのVolを同じにしていくと、両耳からバランスよく聞こえます。
また、たとえば、取締りエリアで
Ach:仲間との交信
Bch:取締り無線の周波数 とか
マスツーリングでは
Ach:全体連絡
Bch:特定連絡
てな使い方もできるわけです。
AchとBchの受信は、そのままで自動受信ですが、送信は本体操作パネルを操作する必要があります。この理由から手の届くところにセットしています。
■送信出力はA/Bそれぞれ個別に
・0.05W・1W・2.5W・5Wの4種類から選べます。
併走している分には、0.05Wでも十分で、バッテリーの持ちにも有利ですが、トンネルはさんで離れた時とか、5Wが必要な場合、
Achを0.05Wもしくは1W
Bchを5W
に、それぞれしておくと、ワンタッチで切り替え可能です。
(Ach/Bchで同一周波数のときのみですが・・)
【まとめ】
長々書きましたが、VX-8とB+COMはいずれもおすすめです!
特に私のように、
純正にこだわったり、
後戻りできない後付を好まない人、
そしてゆっくり(前日から)準備できない環境の人
にとっては、まさしくベストチョイスと思います。
「こうなっていたらいいのに!」ということが全てできます。
最後にバッテリーの持ちですが、
ソロでB+COM+無線+FM受信は、よくしゃべっていても、
B+COMは昼飯時と午後の休憩時に充電、
無線機は昼飯時にバッテリー交換(Lタイプ)
で、問題なく1日中使用できます。
FMトランスミッター付きのプレーヤーのバッテリーが一番心配で、B+COM充電時、同じように充電し、使い切れば、次の休憩で予備バッテリーに交換ということにしています。VX-8のAMラジオ受信については、改善されたといっても期待できるほどではありませんが、高速の交通情報はバッチリです。
この他、細々と追加情報等は、カテゴリー「無線」もしくは、「電子機器」に記載してあります。
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コメント
やいよいさん
私もそんなに詳しくないのですがこだわりがあっていろいろやってます。
無線はやはりいいもんですよ!
平日時間とれるなら資格も受けやすいですし
是非搭載してみてはいかがでしょうか?
投稿: たーぼっく | 2010年1月 4日 (月) 16時32分
新年あけましておめでとうございます。
上手に取付できてますね!
こういった周辺機器には疎いので、また僕が取付る際にはアドバイス下さいね。^^
それでは本年も宜しくお願い致します!
投稿: やいよい | 2010年1月 4日 (月) 09時05分