ツアランスEXP最初の感想

一応タイヤの慣らしも終えそうなので、忘れないうちに、ツアランスEXPの最初の感想を書いておきます。

商的要素は一切含まれないので、その辺は正直なところですが、いかんせん素人のインプレッションですので、あくまでも私なりの・・ということになります。

前のタイヤは、納車時からついていたブリヂストンのバトルウィングですので、以下、バトルウィングとの比較になります。

タイヤの種類の違いなのか、12500km走行後と新品の違いなのか、ごっちゃになりそうですが････

■乗り心地

当たりが柔らかいとでもいうのか、ギャップ走行時もしなやかです。

この辺は新品でタイヤの厚みの違いから感じる部分も多いかと思いますが、いつも通るバイク止め位置の手前にある段差通過時、明らかにマイルドな当たりになっているように思いました。

これは未舗装路でも感じ、なんとなくバトルウィングより走り易く感じました。
（未舗装ってゆっくりゆっくり走った感想です）

■走行音

全く違いがわかりません。

■コーナリング

バトルウィングでは、直進性もコーナーもある一定した安定感みたいなものを感じましたが、ツアランスEXPは、いつでもどのタイミングでも倒せるような感覚です。よく言えば軽快であり、悪く言えばすわり感がやや薄いということでしょうか。

いわゆるオン･ザ･レールという感覚はバトルウィングの方が強かったと思います。

以前、シートポジションがハイの時とローの時で、なんとなくコーナリングの感覚が変わるように感じると、書いていました。うまく言えませんが、ローの時が後輪中心で、ハイの時がバイク全体で、という感覚になります。最近、これはシートポジションそのものよりも、シートポジションによって自分のすわる位置が、ローでは後より、ハイでは前よりにライディングポジションをとっていることの方が大きい原因かとも思っています。

で、シート高がハイポジションでのツアランスEXPで、コーナーを走っている感覚が、バトルウィングの時のローポジションで感じるような印象となりました。つまり、後輪重視でまわっているような感覚です。

その割には、同じようなコーナーで、タイヤの端まで接地しているのが、ツアランスEXPでは、リアに比べフロントの方が端まで接地していて、バトルウィングでは、フロントに比べリアの方が端まで接地していて、自分の感覚と逆のように思いました。

■直進性

普通に走っている分には、どちらもいい感じですが、オン･ザ･レールという感覚は、まっすぐ走っている時もバトルウィングの方が強いと思います。

先日、かなりの強風の中、高速を走った時に、あれ？っと思ったのですが、なんとなく車体が風に振られる感じがこれまでより強かったのです。
最初は「えらい風強いなぁ・・」としか思わなかったのですが、このタイヤとつきあっていくと、そういえばもしかして・・と思いました。

強風といっても、その日の横風くらいは今までも経験あったと思いますので、タイヤのすわり感の強さの違いから来ているかもしれません。普通の日なら違いは感じないとも思います。

■トータル

オン９割／オフ１割といううたい文句ですが、いってもツアランスEXPはかなりオンロードよりのマルチタイヤで、バトルウィングはちょっとオフよりのロードタイヤってところでしょうか。
ですので、ほんのちょっとでもオフも走るかも･･･ということであれば、ツアランスEXPは、すごくいいと思いますが、ONしか絶対走らない、ということであれば、バトルウィングの方が、よりオンロードモデルっぽい走りができるような気がします。

次回オイル交換時くらいに、もう一度インプレしてみて、今とどう変わったか或いは変わらないのか・・・ちょっぴり楽しみになるタイヤです。

スポークホイールやADVなら、また印象が変わるかもしれません。