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2015年11月 7日 (土)

ヴァレンティーノ・ロッシとマルク・マルケス

キャンプツーのまとめもまだですが・・・・

MotoGPも今週末のバレンシアGPで最終戦です。

今年はおもしろい展開と思っていましたが、最後に最悪な出来事がありました。

前回のマレーシアGPでの事ですが、これについて、いろいろな発言、意見を目にして思ったのですが、 意外にも多くが マルケスも悪い、 ロッシがああするのも分からないでもない、 という主旨になっていました。

その意見には違和感があり、あくまでも私見ですが、少し書いておこうと思います。

 

私は、2012のmoto2の頃くらいからマルケスの速さ、 何かこれまでと次元の違う走りに魅力を感じていた1人で、 2012の最終戦の最後尾から全員抜きでの優勝は、 まるでマンガの世界のようなことが、実際に起こっているとかんじた。 まさしく新時代の幕開け的な予感がした。

MotoGPに昇格後の2013.2014の走りはすばらしく レース展開のおもしろみは薄くなった反面、 時代の変化を目の当たりにすることになった。

さて、今回のマレーシア・セバンで起こったことだが、 ルールを破ったのはあくまでもロッシで、 いわゆる越えてはいけない一線を越えてしまったのである。 ロッシが蹴った、マルクスが当たりにいった、については どの主観かで変わる微妙な状況であるが、 相手の位置を確認してスローダウンしながら幅寄せして、 逃げ場のない状況に追い込んだのは、明らかに反則 である。スポーツの世界において、反則をさせるようなことをしたなんて全く理由にならないはずであるが、商業的には必ずしもルールが全てでもないことがある。

この幅寄せの時点で、優勝に絡んでいない選手なら失格であったであろう。 このあたり商業的にもファン的にも 今回の裁定は妥当な落としどころを 見つけたと思っている。 というか、その判断そのものもルールであるから、 スポーツは、ルール内で行うべきものなのだ。

レース開始からのバトルはさておき、 問題の瞬間では・・・
逃げ場がないところへ追い込まれ、
走行ラインでない外側は滑りやすい
想定外の低速度でのタイヤグリップの低下
これ以上寄せられるとコースアウトしそう
ということで、1ライン残っているすきに 外から抜こうとしたら、
さらに膨らんでいるロッシに 当たってしまった。
当たりそうな瞬間にロッシの脚も出ている。

足首から下の部分での蹴りではなく、膝である。

これは、マルケスの車載カメラでよくわかる。膝を出して接触した瞬間に、スローダウンしていたロッシが急加速している。自分から出さないとあの瞬間での加速ってするものではないように思える。

出された膝を押すような形でマルケスが転倒しているので、その反動でロッシの足がステップからはずれて、ヘリの画では蹴りを入れたように見える。私の見る限り蹴りではなく、膝を出したことによる転倒だと思う。

ただ、ロッシ本人の言い分は当たってからステップからはずれただが、、 これについて、 接触の一瞬差でロッシの膝が開いているのは事実である。
これはいわゆるブロックということかもしれない それも反則といえる。

また、この膝の動きと マルケスがスピードアップして ロッシ側にバイクを少し寝かした、 あるいは当てたのは、ほぼ同タイミングであるようにも見える。 後ろから当てにいくのも反則である。

繰り返すが、 いわゆる足の底で蹴ったのではない。 膝を外に出してそこが、マルケスのハンドル付近に当たり、 転倒になっってしまったように思う。

マルケスの後方からの車載カメラが一番よくわかったが、 ネットではあまり見かけない。。

接触の瞬間にロッシが加速はじめていることからも、 膝が先というのが妥当であるが、真実はわからない。

ただ一連のどっちともとれる状況に幅寄せという反則でもっていったのは ロッシであることに違いない。

100%憶測だが、 マルケスはアルゼンチンGPでの仕返しをしたかったのかもしれない。 或いは、こういうことを「あなたはしている」 或いは、そういうことも試してやろう「やられたあなたで」 という気持ちがあったかないか・・・・非常に気になるところではある。

アルゼンチンGPでは、ロッシは見方によっては意地の悪い走行で、マルケスを転倒に追い込んだが、これはルールの範囲内のことであったと思う。

スポーツ競技である以上、 ルール内での勝負が大前提

また命に関わるような反則に、擁護される余地は一切ない!!

優勝争いに関係ないやつは、引っ込んでろ!
えっ?今期、DeNAが終盤ヤクルトや巨人に勝ったらだめ?

無茶なアタックばかりして・・・
ルールの範囲内でのアグレッシブな走り ある時には無謀に見えるが、それは勝負の醍醐味でもあったりする
野球の危険球とインハイ攻めは紙一重

マルケスが抜いても絡まずとっとと前に行かない・・
それができるなら、2013,2014のように もっと多くの優勝ができていたが、2015は 結果的にライバルの進歩についていくことができていない。

ネット上で、マルケス側の意見がほとんどなく、少し残念に思い 少し書いてみた。。 HRCの車両データを公開できるという発言が全てを語っているとも思う。

ストーナーとかロレンソが優勝する時って 、トップ一人旅でゴールと、レース展開として おもしろみにかけると感じていたが、 今回のロッシとマルケスのようなことが そこらじゅうにあって、そのリスクを避ける 最善の策が、ポールtoフィニッシュの展開なのだと あらためてかんじてしまった。

最終戦は予選から全て見ようと思う。最後にすばらしいドラマがあればいいのだが。。

 

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